2013年4月4日木曜日

まわり道・・・青岩橋・これ「遺産」です/青森・三戸町にて

2012.10.8(月)
旧国道4号「青岩橋」/青岩大橋より撮影 
まずは上の写真を見て頂きたい。
何てこと無い、田舎の川に架かっている「橋」に見えるだけなのだか・・・

実はこの橋
青森県と岩手県を繋いでいる、旧国道の「橋」なのよ。

正式な名称は「青岩橋」(せいがんばし)
馬淵川(まべちがわ)上の旧国道4号線を結ぶ「道路橋」であります。
(青森県三戸郡三戸町目時⇔岩手県二戸市金田一舌崎間)
2013.3.29 「青岩橋」/青森県三戸町側より
ついこの間までは、車の通行も可能だったんですが
例の「東日本大震災」の直後(2011年5月始め)より
橋の強度の問題などで、車の通行が出来なくなりました。
2012.10.22 「青岩橋」/岩手県二戸市側より
確かに、橋のあちらこちらが朽ち果ててます。
これじゃ、強度の保証も出来ないよな・・・(^^ゞ
2012.10.22 「青岩橋」上にて(写真上下とも)
ただ、車止めが設置された 現在でも
歩行者や自転車、原付バイク程度の通行は可能です。

ところでこの橋、何が「遺産」かと言うと・・・

まず、この橋の「橋脚」の構造自体が「道路橋」としては 珍しいんですよ。
「脚立」みたいな架台の上に、橋が乗っかってるような・・・

これが 俗に「トレッスル方式」「トレッスル橋」などと言われてて
昔の鉄道の橋脚に、用いられた構造らしいんです。
(「道路橋」では、ほとんど例を見ない構造との事)
2013.3.29 「青岩橋」の橋脚/青森県三戸町側より
国内に現存する「トレッスル橋」としては(鉄道橋を含む)
最長のものなんですよ・・・(約190メートル)

さらに、この橋の「歴史的価値」が認められたのか
平成18年(2006年)には、社団法人・土木学会(現:公益社団法人・土木学会)から
「土木学会推奨・土木遺産」として認定された代物なんだよねぇ。
(※岩手県二戸市側に、認定のレリーフがあります。)
2012.10.22(月) 岩手県二戸市側にて
この「青岩橋」を、ちゃんと補修とか整備なんかして
国道4号の「歩道」として使えばいいんだろうけどねぇ・・・ま、無理な話か(^^ゞ。

とにかく、ただの「オンボロ橋」にあらず・・・なのよ。

まだ書き足りない事も、いっぱいあるけどね
それは後日ということで・・・へへっ(^^)

本日は ここまでっ (※国道4号「青岩大橋」については→コチラ

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